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cinemactif

シネマクティフでは映画館で映画を鑑賞するたのしさを伝えるべく、京阪神で今観られる作品をご紹介します。

ダンケルク
(鑑賞後の方向け)


makochin_review
いかがでしたか。

戦争映画と言えども、
戦い争うシーンは空中戦を除いて
ほとんどなかったのではないでしょうか。

本作で大半を費やすのは、
逃げ惑う描写です。

兵士たちを被写体とした映画でありながら、
このような内容に多少の驚きを覚えましたが、
これも「戦争」なのだと思います。

さらに本作がユニークなのは、
主人公を作らず
防波堤・海・空の3つの視点で
ダイナモ作戦を切り取っているところ。

したがって物語や感情といった
如何にも映画的な要素は
控えめに感じるのですが、

それでも観客が惹きつけられるのは、
ディティール描写の豊かさ故だと思います。

戦闘機の音など細かいところが印象的で、
ノーランの気質を感じずつつも、
やはり目を瞠るものがありました。

あとハンス・ジマーの音楽も良かったです。
息継ぎのない音は、
「感情」を揺さぶるのではなく
「身体」に訴えてきます。

兵士たちの切迫感を表現するのに
適した方法だと思いました。

pep_review
いかがでしたか?

109シネマズ大阪EXPOCITYの
IMAXwithLASERで、
こんなにも長時間フルサイズ(に近い)
IMAXの映像を映画として観たのは初めてで、
その事実だけでも感動しました。

そこは大きな加点要素だったのですが、
台詞があまりない本作の「劇伴」は
それを補うかのような「饒舌」っぷりで、
そこは「興ざめ」といっても
過言ではありませんでした。

またCGやVFXを嫌って
アナログ撮影に拘るのは
ノーラン監督の主義であり、

それを可能にするだけの
予算を掛けられるのも
ノーラン監督しかいないのは
明らかなのですが、

それが本作を描くのに
有効だったのかについては
少々疑問が残ります。

戦闘機が
あんなに少ない筈は勿論ないし、

撤退を余儀なくされた絶望感を
観客に伝えるには
あれでは十分とは言えないでしょう。

ただ、ここまで自由に
作品を撮りきる事が出来る監督は
他にはいないのですから、
この「我が儘」には希少価値があります!

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