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シネマクティフは「映画館で映画を鑑賞するたのしさを伝える」ユニットです

さよなら、人類
(鑑賞後の方向け)

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ロイ・アンダーソン監督は、

エドワード・ホッパー
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
オットー・ディクス
ピーテル・ブリューゲル

などの名を挙げ
絵画からインスピレーションを得ている
と語っています。

例えば、
ブリューゲルの「雪中の狩人」では
木々に鳥がとまり
眼下の人々の営みを
もの珍しそうに眺め
思案しているようにみえますが、

これは本作の原題を直訳した
『生存を熟考する枝の上の鳩』
と結びつきます。

固定されたカメラで収めた
39のシーンは
すべて“絵画”そのものでしたが、

それは
絵画の様になるように
カメラの位置を熟考した結果
というよりはむしろ、

スタジオセットを組んで
一から世界を構築した結果
に拠るものだと思います。

カメラが動かなくても
我々観客の目が喜ぶのは
ロイ監督のビジョンが
隅々まで明確が故。

代金の支払いを拒む
取引先の商品に笑ってしまったり、

現代風のバーに現れる
18世紀の騎馬隊に驚いたり、

提示されるイメージを
愛でたい作品です。

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