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シネマクティフでは映画館で映画を鑑賞するたのしさを伝えるべく、京阪神で今観られる作品をご紹介します。

人生スイッチ
(鑑賞後の方向け)

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ayumi_review

 

 

 

いかがでしたか?

6つのエピソードのうち
半分が車に関する話であり、
アルゼンチンの車社会の実情が
見えてきました。

特に「ヒーローになるために」は
日本ではあまり見られない光景に
驚いた方も多いはず。

最も後味が悪いなと思ったのは
「愚息」。

これも車に関する話ですが、
狭い視野で必死になる人物たちから
人間の劣悪な性質を
見せつけられた気がして。

父親の部屋の
整頓された膨大な数のDVDも
今まで裕福な生活を送ってきた
象徴のよう。

人生最大のピンチで
悩んでいる場所がそこであるのも
また皮肉でした。

安請け合いした本人も
悪いとは思いますが
あのラストに驚いた方も多いでしょう。

映画全体は
一見滅茶苦茶なように見えますが

人間のそういった汚い部分を
とことん見せる点や
他人事のように挿入される
音楽が良かったです。

6つのエピソードが繋がると
さらに面白かったかなと思いました。

makochin_review

 

 

 

詳しい情報を入れずに
観に行ったことが功を奏したのか、
(オムニバスということすら
知りませんでした)

冒頭、ぶっきらぼうな
「おかえし」の文字にまず
?マーク。

モデルの女性が
どうやら主人公ではなさそうで
?マーク。

するといきなり
クライマックス的展開に!

勢い止まらず
墜落してオープニングクレジット。
ほんで次々と
動物写真のモンタージュ。

え?なにそれ?笑

驚きの展開連続で
最後まで笑いっぱなしで
鑑賞できました。

テンポが良いのも
オムニバスであることの
<効能>か。

優れたストーリーテリングも
さることながら
4、5話目からは
社会性も帯びてくる。

「愚息」では笑いだけでなく
人間の愚かな部分を
誰もが共感できる切実なテーマで
見事なパワーゲームを描きました。

ラスト「HAPPY WEDDING」では
ある種なげやりな感じがまた良し◎

最後わだかまりが収まるシーンで
照明落としたん誰やねん!
とか細部も笑えました。

これは傑作の類いでは?

pep_review

 

 

 

いかがでしたか?

6つのエピソードは
小説のジャンルでいえば
「ショートショート」。

どのエピソードも
事の発端から最後まで
「最短距離」で進行しますので、

その外連味と切れ味は、
文字で読むと格別だろう
と思います。

脚本を読んだ
アルモドバル兄弟から
「コンマ1つ変えるな」
といわれたのも
たしかに頷けます。

ところが
「最短距離」で進むが故に
それぞれのエピソードは独立し、
「ひねり」に欠けるのも事実。

これを良しとするか否かが
本作の評価の分かれ目なのだろう
と思います。

マンスリー・シネマ・トークでも、
参加者の評価はほぼ半々でした。

もちろん
ダミアン・ジフロン監督も
そんなことは百も承知
なのでしょう。

飛行機のシーンや爆発のシーン等で
大胆且つ高水準のCGを多用し、
映画的な見せ場としています。

6つあるエピソードで、
私が特に気に入ったのは
2つめの「おもてなし」。

リタ・コルテセ演じる女料理人が、
最後に見せるウィンクの切れ味たるや!

  • riri

    鑑賞から2週間ほど経ちましたが、鑑賞直後よりもじわじわ来ている気がします。
    とにかく今考え付くこの世のアイロニーを全部出して来たな!って感じで。
    よく映画をみる立場としてありがちな、「自分を登場人物にたとえ」ながらの鑑賞もできたはずなんですが、
    なんっっかどのエピソードも、例える前にええええwwwな展開に。(笑)
    これどうやって終わらせるのかと考えていると唐突に終了。(笑)ええええ
    登場人物誰一人として良いやついないし(笑)できれば関わりたくない(笑)
    それが体験できるのも、映画の醍醐味♡なんて。。

    • ririさん、
      いつもコメントありがとうございます!

      どのエピソードも展開が早いので、
      たしかに自分を登場人物に例える前に
      どんどん話が前に進んでしまいますよね。

      どうしようもないクソ野郎に
      なぜか感情移入出来るのが
      映画の良いところの一つだと思うんですが、

      本作の場合はそれも求めてないのが、
      ユニークな作品やなぁと思います。

      とは言いつつ私の場合は、
      「おもてなし」の女料理人に
      感情移入しましたが!
      (ペップ)

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