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cinemactif

シネマクティフでは映画館で映画を鑑賞するたのしさを伝えるべく、京阪神で今観られる作品をご紹介します。

スイス・アーミー・マン
(鑑賞後の方向け)


pep_review
いかがでしたか?

アバンタイトルの馬鹿馬鹿しさに
笑いを禁じ得なかったのですが、
物語が進みにつれて
切なさが増してきました。

私(ペップ)が思うに、
無人島やメニーの存在はメタファー。

無人島はハンクの孤独を、
メニーは分身であり
イマジナリーフレンド
を表しています。

ハンクは年齢的には
大人になっているわけですが、
大抵の大人なら克服している筈の
異性や父親への恐怖心を
未だ克服出来ずにいます。

少年期に
母親を亡くしてさえいなければ、
彼の孤独はここまで
深くはならなかったのかもしれない。

そんな彼にとってメニーは
自分をさらけ出せる唯一の存在であり、
困った時には全てを与えてくれる。

ハンクはメニーと共に
森の中に理想郷を築き、
自分の分身と向き合う事で
自らを鼓舞し全てを克服しようとしますが、

その過程は
現実社会とは相容れないもの。

ハンクはメンターでもあった
メニーとの別れを経験する事で、
遅まきながら
大人への第一歩を踏み出すのです。

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