いかがでしたか?
「美しさ」についての
映画ではありましたが、
まさかの「ホラー展開」に
驚かれた方も
多いのではないでしょうか。
「好き嫌い」は置いておいて
「観やすさ」という点においては、
『オンリー・ゴッド』<
『ネオン・デーモン』<
『ドライブ』
で差し支えないと思います。
「美しさ」という
極めて主観に基づく
「最大公約数」を求め続け、
自らもそうなりたいと
願い続ける人類は、
それが叶うのであれば
「カニバリズム」すら厭わない。
という物語は、
笑うに笑えない
ブラックジョークなのですが、
「美」を求め続ける人類を
これほど端的に表現している作品も
なかなかないのではないでしょうか。
劇中で
デザイナーのロバートが、
ジェシーのボーイフレンドのディーンに
「見た目か内面か」について
投げかける言葉は、
紛れもなくレフン監督の
自信に満ちたそれでしょう。
そんなレフン監督でも
エル・ファニングのフルヌードを
作品に収めることは
出来ませんでしたね。