いかがでしたか?
オーケストラの音出しの
サウンドとともに展開される
五線譜のアニメーションの
オープニングが美しかったですね。
スラム街×クラシックという
一見絶対に合わない
ふたつを掛け合わせることで、
スラム街のやるせなさ
のようなものが
終盤のシーンによく表れていました。
ヒップホップと
クラシックを組み合わせた
エンドロールの音楽も新鮮です。
様々な演奏シーンのなかでも、
サムエルがヴァイオリンを
弾いているところに
VRがサンバ楽器
カヴァキーニョを重ねてくる
セッションは、
別ジャンルの音楽が
融合する瞬間を捉えた、
素晴らしいシーンとなっています。
また
「ここなら自分にも価値があると思える」
という生徒の台詞が、
集団で音楽をやる上で
大切なメンバーひとりひとりの
重要さを表しており、
それが心あらずで
オーケストラの指揮者に怒られる
ラエルチにも繋がってきます。
その彼の迷いなき強い視線は
締めくくりにふさわしいもの
となっていました。