いかがでしたか?
Duke Ellingtonの“Caravan”を
ラストに持ってくるとは!
メロディー楽器ではなく、
ドラムだからこそ
シンプルな音で作れる表現。
グッときました。
ふたりを交互に映すカメラも
たたみかけるような音と
絶妙にマッチ!
また
真っ暗なオープニングで流れた
加速するスネアの音が
最後のドラムソロだったことに
気がつきましたか?
死ぬほど練習した
倍テンポスウィングなど、
伏線を曲で回収するのも
潔く音でバシッと終わるのも
最高でした。
わたしも音楽をやっていますが、
本番中に指導者が
心から楽しむ顔をするときは
めったになく、
奏者とお互いに
最高だと思える演奏をし、
一体感が生まれたときだけ。
劇中でふたりに
最高の顔をさせるのは
まさに音を楽しむ
「音楽」です。
眼しか映っていないフレッチャーが
またニクい演出!
音楽の原点が見えた作品でした。
傑作!