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いかがでしたか?

幸夫が夏子に
髪を切ってもらっているシーン

から
物語は始まります。

物理的に
幸夫と夏子が向き合う
ポジションではない
このシーン。

夏子が観ているのは
TVに出演している
作家である
「津村啓」

夫である
「幸夫」
の後姿。

それに対し
幸夫が嫌々見ているのは、
TVの中の自分の
「分身」
のみ。

雄弁に二人の現在を
語っているシーン
といえるでしょう。

二人のシーンの最後で、
夏子は幸夫と別れ際に

「悪いけど、後片付けはお願いね。」

という(意味の)
言葉を残します。

以降の物語は
「幸夫が後片付けをする話」
と要約することも出来ますし、

ラストシーンでは
文字通り
「後片付け」
のシーンで終わります。

よ、
良く出来ている!

西川監督の師匠である
是枝裕和監督の
“十八番”である
“子役使い”にも
トライされており、
それがまた素晴らしい!

子役演出では
“是枝メソッド”
ではうまくいかず、

“西川メソッド”が
誕生したそうなので、
次回作以降も楽しみです!

投稿者 cinemactif

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