アカデミー賞作品賞と脚本賞受賞!
『スポットライト 世紀のスクープ』
をご紹介します。
監督はトム・マッカーシー監督。
前作の
『靴職人と魔法のミシン』のような
ファンタジー色が強い作品も
嫌いではないですが、
『扉をたたく人』や本作のように、
アメリカの社会や
その人々を描く作品でこそ、
この監督の良さが
活かされる気がします。
豪華キャストでありながら
派手にしなかった作り方に拍手。
オスカーも納得の作品です。
ぜひ劇場で。
今回ご紹介するのは
『スポットライト 世紀のスクープ』。
ボストン・グローブ紙の
調査報道班「スポットライト」が、
カトリック教会の大罪を
スクープするまでを描きます。
この偉業を成し遂げた
記者たちが持つ、
巨大権力に立ち向かう「勇気」は
ジャーナリズム精神というよりも
むしろ「正義感」と言いたいです。
悪いものには悪いと言う、
人間誰しもが持っていたい
「正義感」なのです!
この映画は是非
多くの方に観て欲しいです。
今回は
『スポットライト 世紀のスクープ』。
第88回アカデミー賞で
作品賞&脚本賞のW受賞作品であり、
マンスリー・シネマ・トークの
お題作品でもありました。
事実を基にした物語は
枚挙に暇がないですが、
本作で描かれているそれは
非常にヘビーです。
そんな物語をどう紡ぐのか?
そここそが製作サイドの腕の見せ所。
トム・マッカーシー監督の演出と
それに応える役者陣のアンサンブルは、
正にアカデミー作品賞に
相応しい作品でした!