unjeunepoete_for_
makochin_review

 

 

 

いかがでしたか。

ふつう映画の制作は
シナリオを書き終えてから
カメラテストをし、撮影
の順番で行われますが、

本作はカメラテストを
最初にしてから、
シナリオ(らしきもの)を書いて
進められたそうです。

そしていくつかのシーンは
全くの即興で撮影された
とのことでした。

現場にインスピレーションを求め、
そこから発想していくやり方は、
劇中のレミの姿に重なりますが、

こちらの方には
(映画の)
神様が降りてきたようです!

予算がなくて
カメラを動かせなかったのではなく、
あえて固定させたカメラは
ジャック・タチを彷彿とさせ、

観察者的な視点が
レミをコミカルにしていた
ように感じますし、

切り取られた
絵画的な画は美しく、
とても惹きつけられました。

ドラマチックな展開は
ありませんが、
ラストの
「別の人の方が良かったのでは?」
という台詞は、

この映画の成り立ちに
疑惑の一石を投じ、
ストーリーとは別の次元で
スリリングな興奮を与えていました。

投稿者 cinemactif

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