pep_review
いかがでしたか?

物語の「軽薄さ」と「強引さ」から、
観ている間に先ず思ったのは
「これはヨーロッパ・コープ作品なのか?」
でした。

ところが物語が進むにつれて、
ヨーロッパ・コープ作品ほど
「振り切っていない」なと。

「振り切る」事が
ヨーロッパ・コープ作品の
「(数少ない)良さ」だとすれば、

「あてにきた」本作は
残念ながら観るべき所が
殆どないと思いました。

例えば
劇中に出てくる沢山の車。

壊すのは比較的替えがきく
「現代車」ばかりで、
希少な「旧車」は壊さないとか。

はたまた
現実離れした展開では
チープなCGやVFXが多用され、
物語への没入を妨げてしまうとか。

登場人物達も
魅力的とは言い難い。

主人公の兄弟は異母ですが、
それが作劇上キーになる箇所は
全くありません。

この異母兄弟が
『ツインズ』ぐらい、
ありえない設定で
「振り切って」いれば、

物語への興味も
持続したかと思いますが…。

ケイパー物なら
『ルパン三世』も見習って欲しい!

投稿者 cinemactif

cinemacit(シネマクティフ)はWEBサイト&マンスリー・シネマ・トーク&ポッドキャスト配信の3本立てで活動をしております!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください