大事件が
起こるわけではありませんが、
不動産売買の方法、
テロに対する思いなど、
NYの現在が
ふたりを通して見えてきます。
そしてこの映画の魅力は
何と言ってもファッション!
ベーシックな洋服を
サラッと着こなすふたり。
衣装は『はじまりのうた』の
アージュン・バーシンでした(納得)。
パンツに素足で
レースアップシューズを履く
70歳のダイアン・キートンが演じる
ルースの素敵さ!
眼鏡も
『アニー・ホール』を
思い出します。
この眼鏡はLINDBERGの
Acetanium1237
というモデルだそう
(LINDBERGのHPにも掲載有)。
また夫婦の回想シーンが
違和感なく挿入されることで、
ふたりの関係性も見えてきました。
若い頃のルースは
毎シーン眼鏡を変えていて、
しかもその眼鏡が
お洒落なだけではなく
きちんとエピソードのひとつとして
ラストの伏線になっていましたよね。
眼鏡好きとしては嬉しい演出!
大好きな作品がまたひとつ増えました。