いかがでしたか?
私(ペップ)も
現在犬を飼っておりますし、
死別した犬達の記憶も
まだ新しいので、
数回訪れる「別れ」のシーンは
当然自らの「それ」を
想起させられるわけで、
とても平常心ではいられませんでした。
「飼う」事を前提として
繁殖が続けられている「犬」には、
真の意味での「自由」はありません。
全ては人間次第。
もっと言えば犬達を
「生かす」も「殺す」も
人間次第なのです。
本作には
物語の主軸として、
ベイリーが繰り返す
「犬生」がありますが、
それは人間の創作であり
「こうだったら素敵だなぁ」
という想像です。
ベイリーのモノローグも然り。
だからといって本作に
「リアリティがない」
「意味がない」
なんて事はありません。
相手が「人間」であれ「犬」であれ
「コミュニケーション」において
大事なのは相手を思う「想像力」です。
「言葉が通じる」=
「コミュニケーションが取れている」
ではない。
「想像力」が伴えば
「絆」はより深くなるのです。