いかがでしたか。
きっと多くの人が
(当事者じゃないにしても)
子供時代のイジメの記憶が
蘇ったことでしょう。
人は人生経験を積むことによって、
社会性や想像力を
身につけていきます。
だから、
まだそれらが足りない
子供たち(大人たち)の世界に
イジメが在ることは当然である
と私(マコチン)は思っています。
人は自分と他人を比べて嫉妬したり、
仲間を作って安心したりする生き物です。
本作ではそういう感情が、
子供を通して描かれていましたが、
これは子供だけに限らない
「人間の性質」ですよね。
学校内の人間模様を見ながら
懐かしさも勿論あったのですが、
と同時に
「今も変わらないな」
という気持ちがすごくしました。
つまり、
本作が子供を題材としながら
人間の根源的な部分を
描いていたということだと思います。
一方、人間を描くことに
子供以上に適した素材はない、
なんてことも感じていました。