いかがでしたか?
本作のような
超エンターテインメント作品は、
ともすれば安く見積もられがちですが、
それは正当な評価でしょうか?
アメリカの”今”を投影しながら、
今考えるべき”問題”を提起し、
それでいて
エンターテインメント作品としても
超一級に仕上げる。
多くの観客に
そのメッセージを届ける事が
出来る方法として、
ここまで有効且つ
難しい方法も他にないでしょう。
その難事を
破綻なくやってのける
ルッソ兄弟の手腕には脱帽です。
志も高いし、レベルも高い。
国際社会を、政府を、
はてはアヴェンジャーズの仲間を
敵にまわしても、
信じ守るべきものがあるとする
スティーブ・ロジャース
=キャプテン・アメリカ。
それは理解しつつも、
アヴェンジャーズの存続と
国際社会との折り合いを
つけようとする
トニー・スターク=アイアンマン。
どちらも正しく
どちらも間違っているのが
“戦争”なのです。
我々は長い時間を掛けてでも
“正解”を導き出さなければなりません。