本作を監督したチャン・ロンジーは
2008年に短編映画『天黒』を発表。
この作品で高い評価を受け、
ウォン・カーウァイ製作総指揮で
『光にふれる』
として長編化もされました。
そんな
台湾で今最も勢いのある監督と言える
チャン・ロンジーの長編第2作目
となるのが本作。
個人的に良かった点は、
イジメによる青年の孤独やSNSの弊害など
映画のテーマ<描きたいもの>それ自体が
物語をおもしろくする潤滑油の様なものとして
うまく機能しているところです。
たまに
言わんとするところがよく伝わる反面、
その伝え方に強引な印象を受ける
映画があります。
しかし本作は
エンターテインメント作品として
観客を満足させながらも
明確な問題意識を
さりげなく共有させていて
感心しました。
映画を観た後も
あの場面で劇中の不幸の連鎖を
止められていたのではないかと
考えながらモヤモヤしてしまいました。
これも映画の醍醐味のひとつです。
監督の次回作がはやくも楽しみです。
すこし前に鑑賞しました。かなり好きな部類の映画です。
特に映像がとても◎
光・緑・水のような自然美はもちろん、
10代ならではの閉塞感・登場人物の制服の着くずし方など(←こういう些細なことが10代は重要だったりする)
暗いけど爽やかで、でも胸が苦しくて、、
オチは結構早い段階で分かっちゃいましたが、青春映画として見れば特に気になりません。
ririさん
コメントありがとうございます。
オープニングから映像、
スタイリッシュでしたよね!
急な展開に
僕はけっこう振り回されながら
観れました(笑)。
たしかに暗い中にも爽やかのある
独特な雰囲気の作品ですね!
(マコチン)