いかがでしたか?
原作はSF作家の巨匠
スタニスワフ・レムの
「泰平ヨンの未来学会議」。
映画好きとしては
アンドレイ・タルコフスキー監督の
『惑星ソラリス』の原作者
としてもお馴染みですね。
映画鑑賞後、原作が気になり
現在読み始めたところなのですが、
俳優をスキャン云々の話は
でてきません。
未来の映画産業の描写が
たくさんありましたが、
そういった箇所はすべて
映画化にあたり改変したもの。
原作では人口増加問題を
未来学会議で取り扱われるのですが
今回のアレンジは
ユニーク且つリアルタイムで
切実なテーマな気がして
好印象です。
原作から変化がない点を言えば
ドラッグを描いているところでしょうか。
そこはアニメーションと実写を
うまく使い分けるアリ・フォルマン監督の
得意なところだったようで
くねくねしたアニメーションや
サイケデリックな色彩はまさにドラッグ!
小説の世界観を
うまく映画化していると思います。