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シネマクティフは「映画館で映画を鑑賞するたのしさを伝える」ユニットです

団地
(鑑賞後の方向け)

danchi_for_
ayumi_review

 

 

 

いかがでしたか?

冒頭、縦書きで
キャストの名前と役名が
クレジットされていく様子は

昔の日本映画を
観ているようで
ワクワクしました。

最近では
なかなか見ないタイプの
オープニングですよね。

限られたコミュニティのなかで
展開していくストーリーは
舞台演劇のようであり、

またその
コミュニティ内で噂話をし、
他人のことを気にする
人々の生活は、

独特の狭き世界=「団地」
ならではだなと思いました。

自分の目で
見たものではないのに、
寄って集って噂話で
事を大きくしてしまう人々。

日本人の悪いところが
よく表れています。

関西弁で次々と
連発されるギャグや、
繰り返しのボケに
会場は大笑いでしたが、

個人的には
そこまでそのノリに
ついていけなかったのが
少し残念。

前述した
団地生活のリアルさと一転、
後半のSFの展開は
やや唐突に感じてしまいました。

でも満席の映画館で
みんなが爆笑
(手を叩いて笑っている方も
いらっしゃいました!)

という体験は貴重でした。

makochin_review

 

 

 

みなさん、
いかがでしたか…?

まさか『団地』
SF映画だったとは、
驚きましたね。

物議を醸すであろう
終盤の展開ですが、

物語序盤に
「ごぶさた」を
「ごぶがり」と
かます、

吉本新喜劇ばりのギャグに
首を傾げていた私にとって、

正体が宇宙人だった
ということで

その点は納得、
というか解消できて
よかったと思っています。

ただ
「はじめから様子が
変だったでしょう?」

と言われても、
自由が過ぎやしませんか(笑)。

自分なりに解釈しようとすると、
現実逃避を表現しようとして
UFO(フィクショナルな世界の象徴?)を
登場させたのかな、
なんて思ったのですが、
いかがでしょう。

(行徳夫婦がUFOに乗れなかったのは、
彼らには必要なかったから?)

どうにも思慮に
欠けているように思える(?)、
息子が生き返るラストも
投げやり感があって、

むしろ阪本監督の心の闇というか、
逃避願望を垣間見たような
気分になりましたが、

監督の本心は如何に?

pep_review

 

 

 

いかがでしたか?

まさかのSF!
しかも子供を事故で亡くした
失意の夫婦の物語とは!

「何かがあるのだろう」
とは思わせる予告でしたが、

まさかそんな物語だとは
全く想像が出来ませんでした。

非常に変わった作品
であるのは間違いがなく、
好き嫌いもハッキリと
分かれるであろうと思います。

事実、
マンスリー・シネマ・トークでも
参加者の評価は
真っ二つでした。

が、
賛の方の意見も
非の方の意見も、
それぞれ頷けるものばかりでしたし、

参加者それぞれが
不思議に思ったシーンを、
他の参加者が
「こう思った」
と応えることで、

作品の理解は
より深まりましたし、

観た映画の感想を
語り合うことの重要性を
再確認致しました。

ご当地関西では
シネコンに加えて
いわゆるミニシアターでも
上映される作品ですが、

どの劇場のどの回も
お客さんがよく入っているようで、
藤山直美さんの根強い人気も
再確認致しました。

貴方を
「想定外の所に連れて行く」作品
なのは間違いないですね。

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