kukysevraci_for_
ayumi_review

 

 

 

いかがでしたか?

へなへな動き回る
たれ耳のクーキーを
きっと誰もが応援していたはず。

クーキーに蟻はついているし
森は薄暗いしで、

子供向けかと思いきや、
決して全てが可愛らしいわけではなく
リアルなのがこの作品のポイントです。

村長によって語られる
生と死。

村長の秘密を知ったとき、
きっとハッとさせられたはずです。

しかし捨てられたのは
村長やクーキーだけではありません。

悪役のペットボトルも
かつては捨てられた身なのです。

ゴミの中から脱走したクーキーは
かつて愛を受けていました。

愛のある場所に戻ろうとして
ペットボトルたちから
その愛を妬まれたのかもしれません。

画面いっぱいに広がる大量のゴミは
大量消費社会が抱える環境問題について
監督が訴えかけているような
気がしました。

現実とリンクさせた空想世界を経て
成長したクーキーやオンドラとともに

わたしたちも
学ぶことが多い作品です。

投稿者 cinemactif

cinemacit(シネマクティフ)はWEBサイト&マンスリー・シネマ・トーク&ポッドキャスト配信の3本立てで活動をしております!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください