いや〜、参りました!
恥ずかしながら
冨永昌敬監督の作品を観るのは
これが初めてだったのですが、
過去作も早急にチェックします。
思えば
オープニングから
勝負はついていました。
オープニングクレジット
の文字は動かずに
カメラを横に移動させていくことで
キャスト、スタッフを見せていく。
クレジットの見せ方なんて
些細なことかもしれませんが、
これだけ取っても
如何に富永監督が
豊かな発想力をお持ちであるか
理解できます。
次に監督の凄みを感じたのは
ベッドシーン。
みなさん、
役者の体をしっかり映していることと
尺の長さに驚きませんでしたか?
それは近年の邦画に
そういったシーンが少ないから
だと思います。
さらに言えば、
そこで交わされている会話の内容が
ベッドシーンでされる必要がないんです。
他の監督だったら、事の後、
服を着た状態でベッドに座りながら…
なんてシーンが目に浮かびますが、
そうはならない富永監督の描き方にも
注目すべきと思います。