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シネマクティフは「映画館で映画を鑑賞するたのしさを伝える」ユニットです

ワンダフルワールドエンド(鑑賞後の方向け)

ワンダフル 後説画像

makochin_review

 

 

 

この作品以上に
「今」を感じた映画はありません。

SNSの普及が
コミュニケーションを広く円滑にした一方、
他人から良く思われたいという
「承認」の欲求を
ひっきりなしに刺激するようになった
この時代。

モデルとして
何が何でも売れたい詩織の姿に
彼氏は冷めた目で見ていましたが、
詩織に共感できた人は意外にも
多かったのではないでしょうか。

そして新人の蒼波純。

持ち合わせの少ない言葉の中から
一生懸命選び出す姿は
13才そのものでした。

おそらくその演技には素が含まれ
佇まいからも説得力を感じる
「今」しかできない役柄
だったと思います。

そんな
「今」を生きる女の子を
「今」風に撮った
松居大悟監督も良かったです。

PCや携帯で撮影された映像を大胆に挿入。
またLINEの吹き出しや
スタンプも登場させました。

こういった演出は
普段は苦手なのですが、
監督の気負いのなさが功を奏して
気持ちよく観られました。

新しい時代の
ガールズムービーがここに誕生!

Comments & Trackbacks (4)

    1. riri

      先日横川シネマ(広島)で見てきましたー!
      売れたい、有名になりたい、人気者になりたい、
      売れる、有名になれる、人気者になれる、
      『だって私は可愛いから!キメッ』
      主人公のしおりはツイキャス中しきりに言ってましたが、
      そのテンションはとても空っぽでイタい。
      この映画を観て、ツイキャスを覗いてみましたが、
      そこには沢山のしおりがいて、ああこれが今のリアルなのかなぁと感じました。
      ラストの『純ちゃん』『愛ちゃん』
      この物語は純愛ものだったのでしょうか。

      • cinemactif

        ririさん
        コメントありがとうございます!嬉しいです。

        いろんな受け取り方ができそうな映画ですが
        わたくしは純愛ものだと思っています!

        そういえば亜弓が詩織にプレゼントした
        お菓子がpureでしたね!(マコチン)

        • riri

          たまたま果汁グミ(ぶどう味)食べながらの鑑賞でした。
          惜しいっっ!(笑)
          途中まですごくリアルで現実的な感じで進んでたところへ、
          コウヘイがゾンビになって出てきて、「あ、そうだこれは映画だった」
          といい意味で裏切られた気がしました。
          実際、突然の非現実的な場面だったので爆笑でした。
          ふと、以前さんまさんが笑うには緊張と緩和が必要とTVで言っていたのを思い出しました。
          いやしかし、橋本愛ちゃんの横顔は彫刻みたいに美しいですね!!

          • cinemactif

            ririさん
            あの展開にはやられた感がありましたね。

            ゾンビ化(笑)があったからこそ
            ラストの夢のようなシーンをしっかりと
            受け止めることができたような気がします。

            橋本愛さん、蒼波純さんともに
            目が離せない女優さんですね!(マコチン)

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